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クルマ・バイク関連情報
同じ乗り物でも期待は禁物です

同じ道路交通法を学んで、同じように運転免許証を取得し、同じくらいの排気量の乗り物に乗っていても、全く感覚の違う乗り物は、バイク（自動二輪車）です。バイクは、車と同じようにエンジンとタイヤが付いてますが、車輌の特徴が違うため感覚が全く違います。

例えば、車もバイクも同じように進行方向へ注意を払っていますが、バイクは車幅が狭いため、その幅の延長線上が安全かどうかを見ているだけです。つまりバイクのライダーの視野は、車のドライバーに比べて狭いのです。

それを理解せずに、車同士の感覚で「見えているだろう」と思って運転していると、接触事故を起こす可能性が高くなります。それでも大型のバイクに乗っているライダーは、バイクの車体も大きいため、まだ車に近い感覚を持って運転していますが、50ccの原付バイク（原動機付自転車）などは特に注意が必要です。

原付バイクは免許を取得するにも、自動二輪車のように高度な講習を受ける必要もありませんので運転技術も未熟です。そのため「何かあれば車が避けてくれるだろう」という考えが強く、バイクというより自転車の延長で運転しています。

このように、同じ免許を持っていても、それぞれ乗り物によって認識が違うのだということを念頭において、相手が何を期待しているのかと知ろうとする姿勢は大切です。その期待を見極めて期待に応えてあげることで、大きな事故は未然に防ぐことができるでしょう。