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エアバックのトラブルに注意！

「エアバックが付いて安全になった」とは言われますが、エアバックが付いているからといって過信しすぎるのは危険です。エアバックは決して「どんな衝突からでも守ってくれる魔法の風船」ではないのです。

エアバックのセンサーは多くの場合エンジンルームに付いていて、そのセンサーが「正面衝突したな」と感じたらエアバックが膨らむのですが、誤作動も起こります。例えば駐車場に車を駐車する際に、縁石にタイヤがぶつかった振動をセンサーが感知して「正面衝突したな」と感じエアバックが作動してしまったりするのです。

またその逆の例もあります。本当の衝突事故なのにエアバックが作動しない例です。エアバックは正面衝突を想定していますので、「正面から左右20度の範囲からの衝突」だけを感知するように設計されています。そのため、その他の角度、例えば正面斜め45度から斜めに衝突したり、真横から衝突されてもエアバックは開かないこともあるのです。

このようなセンサーの仕組みを理解しておき「エアバックは補助的な安全装置でしかない」と覚えておきましょう。エアバックがあるからと安心せず、シートベルトは確実に締めて安全運転で走行しましょう。