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飲酒運転をしている社員に気付いていますか？

飲酒運転をしてしまう人には、飲酒に対する認識が低いゆえに「少しだけなら」と飲んで運転してしまう人のほか、「お酒を飲むのを止められない」人がいます。

このような人を「アルコール依存症（アルコール中毒）」といいますが、実は、ある調査によると飲酒運転で捕まった人の半数以上が飲酒運転の常習者で、大多数にアルコール依存症が疑われたという結果が出ています。

ではこのアルコール依存症の原因は何でしょうか。この原因は「日常のストレスからの現実逃避」です。そのため、飲酒運転を減らすためには、日常のストレスを軽減させる必要があるということです。

毎朝「安全運転」を掲げて朝礼していても、その後、アルコール依存症の社員は、アルコールを飲みながら車を運転しているかもしれません。これでは安全運転できるはずもありません。しかし、仕事中にアルコールを飲んでいる社員を、会社が把握し管理するのは実際問題難しいでしょう。

ただ、アルコール依存症の原因が、「日々のストレスにある」事はわかっているのですから、ドライバーのストレスを取り除く活動、例えば定期的なカウンセリングなどを行うなど、ストレスマネージメントを行うことは、間接的な安全管理となるでしょう。

ただ、スローガンを掲げて「安全運転・交通安全」と言うだけでなく、隠れた原因を取り除いてこそ始めて、本当の意味での安全管理だということを肝に銘じておく必要があるでしょう。