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正しいチェーンへの注油の仕方

自分でできるバイクのメンテナンスと言えば、まず思いつくのがドライブチェーンへの注油でしょう。しかし、チェーン全体にたた闇雲にオイルを塗りたくっても何の効果もありません。

バイクに使われているシールチェーンでは、リンク部分それぞれにOリングが付いていて、その中にグリスが封入されています。そしてそのグリスによって基本的な潤滑が守られています。だからといって、そのOリングに注油すればいいのかというと、そうではありません。そんなことをすると、Oリングの中に封入されているグリスが流れ出てしまい、Oリング内のグリスが無くなって元には戻らなくなってしまいます。

つまり無駄な注油はチェーンの為にならないだけでなく、チェーンを駄目にしてしまうことになるのです。では、どこに注油すればいいのでしょうか。実は、スプロケットに直接当たる部分である真ん中のローラーにだけ、少量のオイルを注油しておけば十分なのです。

最後に余分についたオイルはウエスなどで拭き取るようにして、オイルが付きすぎないようにしてくださいね。