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遠方へのドライブには必ず保険証を持って行きましょう

長距離ドライブや旅行の時、出発してしばらくしたら必ず誰かが「あっ！」と声を上げます。そうです、忘れ物です。鍵を締め忘れたり、ガスの元栓を締め忘れたり、着替えを入れたバックを忘れたり、財布を忘れていたりと忘れるものは様々ですが、意外に忘れられたままに出発してしまうものがあるのです。

それは「健康保険証」です。よく正規の健康保険証は家に保管して、コピーを持ち歩いている人がいます。また保険証番号だけを控えている人もいます。しかし、これは地元の行きつけの病院では使えることもありますが（病院も本当はこれを使わせてはいけないのですが）旅行やドライブに行った先では確実に使えないと考えたほうがいいでしょう。

もしコピーの健康保険証や保険証番号だけの場合は、どうなるのでしょうか？それは「健康保険証を持っていないのと同じ無保険診療になる」ということです。無保険診療でよくある誤解が「保険がなかったら3割負担しているのが10割負担になるだけだから、約3倍払えばいい」というものです。

実は無保険診療ということは、自由診療ということになるのです。自由診療の場合、保険があるときの3倍ではなく、30倍でも300倍でも取ってもいいのです。もちろん、後日健康保険証を持参すれば差額は返してくれますが、遠方では持参できないことも多いですし当月中に持参しないと返金に難色を示す医療機関もあります。

そのため遠方へドライブするときには、必ず健康保険証だけは忘れないように持参するようにしてくださいね。