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疲労と睡眠不足は事故の元

若くて身体能力には自信があっても、運転するために必要な能力が低下してしまうことがあります。それはドライバーが疲れていたり、睡眠不足だった場合です。また風邪や発熱などで、体調が優れないときも同様です。

風邪や発熱は症状があるため、まだ気付きやすいですが、疲労や睡眠不足は自覚症状がでにくいため、本人も気付かないことが多いのが難点です。また気付いていたとしても、運転するのに支障がないように感じるものです。

しかし実際には、ほんの少しの疲労や睡眠不足でも運転能力を低下させることになります。特に、脳の疲れは「見る能力」に影響を及ぼしますので、危険の察知が遅れることになります。

また察知が遅れるだけでなく、脳の反応も遅くなりますから、ブレーキやハンドルの操作も遅くなってしまいます。それに加えて、疲労や睡眠不足は眠気も誘います。この状態で運転したとすれば、事故を起こさないほうが不思議なくらいではないでしょうか？

安全運転は運転の仕方だけでなく、自分の体の健康管理を行い、しっかりとした察知と判断を行えるようにしておくことも含まれます。あとで後悔しないためにも、疲れや睡眠不足がある時や、風邪や熱がある時など、体調が万全でないときにはハンドルを握らない勇気も必要です。