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飲酒運転をする人だけの責任ではありません

忘年会や新年会、送迎会に歓迎会、それ以外でも祝賀会や反省会など、普段仕事をしている中でアルコールを飲む機会は沢山あります。そんな日には車を使わず、電車やバスを使って飲み会に来る人がほとんどですが、中にはそれでも車を使ってくる人たちもいます。

もちろん、飲酒することがわかっているのに、車に乗ってくる人が一番いけないのですが、実は、周りにいる人の半数以上が「車に乗って帰ることを知っていた」というケースが多いのです。

車で来たにもかかわらず、飲酒をしようとする人に対して、飲酒を止めさせようとしたり、飲酒運転を止めさせようとする人は全体の2割程度で、残りの8割りは知っていても止めないという「無関心」な対応をしているのです。

止めない人はきっと、「少しだけだから大丈夫」とか「飲んでも運転して帰れるよ」と言われると思っているから止めないのかもしれません。しかし、そんなことはありません。ほんの少しの飲酒でも、アルコールが入ると身体能力は著しく低下し、集中力や運動能力が下がります。

実際、飲酒運転をして事故を起こした加害者はみな、同じように「少しだけだから大丈夫だと思った」と言っているのです。あなたがもし、飲酒運転をしようとしている同僚などを見つけたら、社会的な責任として絶対止めましょう。

運転者はもちろん、事故の被害者になってしまう人の事を考えれば、周りの人の無関心ほど危険なものはありません。安全運転は、運転者だけでなく、運転者を取り巻く全ての関係者の意識の問題でもあるのだという事を、忘れないでくださいね。