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クルマ・バイク関連情報
無意識に集中力が低下する時に起こる事故

道路が渋滞していて、気持ちのいい人はいないでしょう。特に高速道路やバイパス道路など、なんの障害物もない道を走っていたのに、急に渋滞が発生すると、イライラしやすくなります。

そのため、クラクションを鳴らしたり、車間距離を詰めたりして、他の車との接触事故の危険性を高めているドライバーもよく見かけます。しかし、意外にも渋滞している時の事故は、それほど多くありません。事故が増えるのは「渋滞を抜けて空いている道に入ったとき」です。

安全な運転のために、集中力が必要であることは、十分に理解されていることでしょう。渋滞中は、イライラした精神状態ですが、周りの車との間隔も狭く、ドライバー自身が事故の可能性を自覚しています。そのため、集中力が保たれているため、事故が少ないのです。

ところが、渋滞を抜けると、その集中力の糸が一気に緩み、事故を起こしてしまうのです。このような「無意識の気のゆるみ」による集中力の低下は、渋滞以外でも起こります。

例えば、旅行に行った後に家の近くまで帰って来た時にも同じように、無意識の気のゆるみによる事故が多くなります。運転中に「ホッとした気持ち」になるのを止めることはできませんが、このような時には事故が起こりやすいのだということを念頭に置いて、逆に気を引き締めて運転するようにしてくださいね。